ダイナコの12AX7×2段構成、管球式プリアンプ
 DYNACO PAS-3Xレストア

※真空管式のプリが欲しくなり自作を考えましたが、ケース加工の手間を考えるとジャンクを購入し
再生したほうが得策と考えヤフオクにて「壊れています」とコメントのあった品をGetしました。


注意※真空管アンプの内部は、数百ボルトの高電圧がかかっています。 感電、火災、破裂などの事故に十分注意して下さい

ほんとうに壊れているのでしょうか?では、始めましょう

・中を開けてとりあえず、状態の確認。。
(真空管は残念ながらオリジナルから挿しかえられています)
※このまま電源を入れて、各部の電圧チェックをしてみます。
 →ヒーター、B電圧とも問題なく出ています。
・背面のRCA端子は酸化により錆びが激しい状態。
(コンタクト不良の様子。とりあえず、紙やすりで研磨しました)
・チューブラ型のコンデンサが変形しています。
(セレン整流器にボルトを通し共締めでシャーシに固定
されているのですがボルトの締めすぎで潰れています)
・取り外したコンデンサは潰れて変形。
(下が交換したチューブラです、4700μF×2)
・日本橋のデジットで特価品をGet。
(4本で\100円でした、つまみはパネルから外し洗浄します)
・交換完了!
(さらに安定したヒータ電圧が供給されます?)
・真空管を抜いてチェックしました。
(まだ使えそうですが、メーカーがばらばらなので交換します)
・CRは恐らくオリジナルのままのようだ?
(カップリングコンデンサを交換することにします)
・交換完了、音響用の高価なものではありません。
(基板となっているので作業は極めて楽でした)
・タマは東芝にしました。
(特に理由はなくて、偶々4本ころがってたから・・・)
・「壊れていないプリアンプになりました」
性能にも満足、末永く使用したいと思いました。