手軽で良い音を求めて(ローコスト・ハイパフォーマンスを目指して)
QWTスピーカーの製作
※12ミリ厚OSB合板を使用・定尺で千円前後と安価で入手しやすいが、若干脆く欠け易い。
(シナ合板を買うつもりで行ったら4千円以上だったのでやはりこれに決定)
@準備しましょう | |
・良い天気となりました。自宅ガレージにて材料の切断にとりかかります。 ※長手方向の切断はホームセンターでお願いしたほうが無難です。 今回は、真空管アンプ用、テレビ用としても利用できるミニタワー型の製作です。 156mm×2枚、91mm×2枚の板から必要なものを切り出します。 |
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・丸鋸よりジグソーのほうが使い勝手は良かった。 ※真っ直ぐ切断するのがこんなに難しいとは思わなかった、、、 |
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・切り出し完了、誤差はかんなで調整要 | ![]() |
・スピーカー取り付け用の丸穴は「自由錐」を使いました。 ※かなり優れもの、お勧めです。 |
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・こんな感じできれいに穴あけ完了。 ※左が今回のスピーカー用です。 右はアンプの上カバーをついでに作りました。 |
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A作りましょう | |
・寸法を確認しながら、積み木のごとく組み合わせてみます。 ※かなり誤差があるため削って寸法を合わせるのが結構しんどいです。 |
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・2個目はさすがに慣れてくるので早く組めます。 | ![]() |
・言わずと知れた木工ボンドです。 | ![]() |
・木工ボンドとクランプを利用して接着固定します。 | ![]() |
・重しを載せて、接着させています。 | ![]() |
・塗装もしましょう。 ※色々と試しましたが、水性の着色二スが匂いも無く、室内でも塗れて良い。 |
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・どんどん塗ります。 | ![]() |
・吸音材を入れましょう。 ※観賞魚の水槽に入れるフィルターを利用します。 |
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・このままでは少し幅が広いのでカットします。 | ![]() |
・こんな感じでちょうどぴったり。 ※接着剤を使い点で固定します。 (音を聞きながら吸音材の量・位置の調整をしたいのでまだ固定していません) |
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・着色二スの重ね塗りでかなり艶っぽくなった。 | ![]() |
・ターミナルを取り付けました。@60円のものです。 | ![]() |
・今回使用するのはTangBang(台湾)のW3-582SBです。 ※口径8cmフルレンジ(防磁型)のためTV用にも使えます。 @1,950でした。 |
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・振動板はポリプロピレン製のコーンとなっています。 ※昔、インフィニティが採用し人気が出たな、明快な音が期待できるか?! |
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・簡易的に組み上げ試聴してみると、お風呂の中で鳴っている感じ。 ※吸音材を増やしてみます。 |
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・見えている所には、漆を塗った。 ※見えないところは水性二ス |
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・ちょっと拡大写真。 ※吸音材を増やしたところ。 |
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・心をこめてまあまあ、良いものが出来上がった。 ※自我自賛ですみません。 |
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後書き:材料の切断精度のばらつきが大きかったのでカンナとヤスリでの寸法調整仕上げにいちばん時間がかかりました。 ジグソーの歯幅の余裕を見過ぎたのが原因のようです。 OSBの木肌を見せるように仕上げたかったので、木工ボンドと位置決めのため隠し釘を使用しクランプで押さえて接着 する工程を繰り返したため完成まで日数を要しました。 外装をペンキなどで塗りつぶす場合はコーススレッド(タッピングスクリュー)を使用し1日で仕上げることも可能かと思います。 試聴結果ですが、点音源で聞く、8cmフルレンジ一発の癖の無い明瞭な音色です。 スリムなボディで邪魔にならず、TVサイドにもマッチします。 もちろんTV内臓のスピーカーとは、天と地の違いを感じることが出来ます。 |
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